過去に長男が所属していたサッカー少年団について書きたいと思います。サッカー少年団って親の当番やコーチへのお茶出し等々、やることが大変なんじゃないのか。身近でサッカー少年団をお探しな方にお役立てできればよいです。
サッカー少年団は親の負担が大きい
少年団に入ると保護者のやることはすごく多いです。
試合ごとに選手の送迎や試合用具の運搬、コーチへのお茶出し・お弁当の準備、忘れ物の管理など、試合が一日に及ぶ場合は休日がなくなります。
チームの選手数にもよりますが、選手が少ない場合には、毎週お当番があって大変だということも起こります。
保護者とコーチの連携について
当然、コーチとのやり取りも必要です。試合の出欠や健康状態の連絡。試合会場の駐車場割り当ての確認など前日まで確認することは多いです。
また、コーチがマメな人なら良いですが、雑で連絡がつかないや遅いなどで他の保護者から「明日の試合の詳細がわからなくて困る!」など苦情が入ることもしばしばあります。
普段からコーチとのコミュニケーションも重要ですね。
トラブルや不満になることもある(保護者との問題)
長男が所属していた少年団はそのようなことはなかったですが、保護者と別の保護者の間でチーム方針をめぐって口論があったり、仲が悪い親が居たり、狭いコミュニティ間でトラブルを抱えているケースもあるようです。
あとは少年団は保護者がコーチを自ら務めている「パパコーチ」がいることも多く、自分の子供を優先してスタメンに使って出場時間に差がでて、それが他の保護者の不満になっているケースもあります。
監督の人柄も重要です
これはウチが直面したことですが、監督(ボランティアコーチ:50代 ※パパコーチではなく、子供が卒団後もそのままコーチとしてやっている方)の指導が大声で怒鳴る、特定の子供と他の子との出場時間に大きな差がつく(えこひいき)、保護者への要求が多い。など「THE昭和なおじさん」で大変な思いをしたこともありました。
こういったことは、入団してからでは遅いので、体験入部をしたときや試合を見に行って、実際の目で確かめた方が後々後悔せずに済みます。我が家は監督が原因で退団することになりました。
我が家で実際に起こったこと
長男が入っていた少年団は、全部で選手が20名程度いたので、2年生冬からレベル別にAチームとBチームと分けて活動をするようになりました。
練習試合でもチームごとに参加し、3年生からの公式戦についてもそのチーム編成でエントリーしました。
Aチームはサッカーに対して真面目に取り組む選手、Bチームはサッカーを始めたばかりの子やサッカーを楽しみたいというスタンスの子が多かった印象でした。長男は少年団以外にもサッカースクールに入っており、Aチーム所属でした。
先ほどの監督は、勝利至上主義で勝ちにこだわる余り、練習試合であってもスタメンの子供以外は出場機会が少なく、試合でもさきほど書いたとおり昭和スタイル全開でガンガン怒鳴り散らす始末。
他のチームの親御さんからも「あの監督大丈夫?ヤバイね」と陰口が聞こえるような状態でした。
タチが悪いのは、保護者が何かそれについて態度を改めるように言っても、まったく聞く耳もなく、ひどい状況。合わないでやめていく選手も毎年ちらほらいる状況でした。
やめる決め手となったこと
こんな監督でしたので、パパコーチやほかのコーチも監督には苦言を呈することもできずに、見守ることしかできませんでした。
私もパパコーチをしていたので、なんとか選手たちをフォローできないかと前向きな言葉をかけることで精一杯でしたが、状況は悪くなるばかり。
とうとう、長男もスタメンを外れ(弱気なプレーが気に食わない)、練習試合でも一日いても出場時間がトータル180分の中で5分以下とかそんな状態になっていました。
ある日、地元の強豪チームとの練習試合があり、長男も試合ができることを楽しみにしていました。しかし、この日はスタメン以外の選手が出場することは全くなく、15分1本の試合を4~5試合しましたが、スタメン選手が出場したのみでほかの選手の出番はなし。
試合後、長男は帰りの車の中で「練習試合なのに、楽しみにしていたのに何で出れないの?」と泣いていました。
小学3年生でスタメンを固定し、練習試合にもかかわらず、ほかの選手には試合の機会も与えず、試合中は怒鳴り散らす、大した指導力もない。
親として、こんな最低の監督に大事な子供を任せられないと決心した瞬間でした。そのままその日限りで退団することを伝え、チームを去る決断をしました。
我が家のようなことにならないためにできること
長男の少年団のようなケースは少ないし、ここまで強烈な監督はなかなかレアかもしれませんが、これに近いことはよく耳にします。やはり、チームの雰囲気や指導者の顔ぶれ、評判などはよく調べて入るべきだと思います。体験も何度か足を運び、チーム選びは慎重に進めた方がよいです。
長男は現在別のクラブチームで楽しくサッカーしていますので幸せです。
少年団退団後は、チーム選びには慎重になりましたし、親の負担も考えてクラブチームに入ることにしました。
クラブチームは営利団体ですのでコーチの質もよく、選手の育成についても平等なスタンスを感じます。ただ退団後、現在のチームに入るまで半年程度かかりましたので、プレーする機会が減ってしまいました。
良くないチーム(監督)の特徴
- 勝利至上主義(勝負なので勝ちは大切ですが、それがすべてではないはずです)
- (低学年なのに)スタメン固定、ポジション固定、サブ選手の出場が極端に少ない
- 練習中、試合中選手への声掛けが良くない(怒鳴る、否定ばかり)
- 自分の思ったプレーをしないと怒る(シュートなのにパスしたら怒鳴る等)
- 育成よりも目先のことしか考えていない
- えこひいき(特定の選手のみ指導、Bチーム放置 等々)
小学生は育成年代ですし、サッカーへの姿勢は子供の成長度合いによって違います。
早い段階から限定などせずに成長機会を与えることが、子供たちのその後のサッカー人生につながっていくことだと思っています。
小学校のサッカーが集大成ではありません。中学→高校その先へつなげていくこと、そして何よりサッカーが楽しい、好き、という気持ちをより感じさせてあげることが指導者としての役目だと思っています。
こんなチームには子供を預けることがないようにしてほしいと切に願います。お読みいただきありがとうございました。
コメント